【連載】3Dオーサリングツール「MuSE」 5つの特徴 - 第5回 エフェクトを自在に使いまわせる
2010年05月27日
「トロと休日」を生みだしたゲーム制作会社アイビー・アーツで、人工知能や3DCGといった最先端技術を用いて、ゲームの枠にとらわれない新規事業開発にチャレンジしませんか?
大手企業では経験できない仕事と成長をご用意して、お待ちしています!
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私は、組織というものは、足りないものを補いあって、大きなものを作るところだと思っています。大事なことは、バランスよくいろいろな人材がいることです。
前回書いたように、スペシャリストは会社を飛躍させる原動力になりますが、スペシャリストだけでは組織はうまくまわりません。スペシャリストに欠けている要素を補うのは、コミュニケーション力を備えた人材、ではないでしょうか。
スペシャリストにはない、多くの人と協調しながら明るく前向きに仕事を進められるコミュニケーション力を持つ人材は、たとえ優秀でなくても、プログラムを書くのが下手でも、組織にとっては必須の存在です。
以前、A君という社員がいました。専門学校の成績は良くなくて、正直、プログラマとしての能力だけでいえば、もっといい候補者がたくさんいました。そんな中彼を採用したのは、とにかく人柄が良かったからです。数回の面接でそれがわかるほど、A君は素直で前向きな、気持のよい青年でした。
けれども、仕事ではやはり、即戦力を求められます。A君は大分苦労していたようで、「自分はみんなよりできないから、迷惑かけないように」と、毎週のように休日ひとりで出社して、勉強する姿を何度も見かけました。「できないからいいや」「まだ新入社員だし」とあきらめたり投げだしたりせず、自分でしっかり努力する姿勢に、次第にみんながA君の頑張りを認めて、事あるごとに助けたり、教えたりしてくれるようになりました。
その甲斐あって、2年目には小さなプロジェクトのメインを張れるほどに成長。ほかの人が同じだけ努力したらもっと上に行っていたかもしれませんが、A君の素晴らしさは、自分の至らなさを素直に認め、常に前向きに努力して、その過程でたくさんの人の共感と手助けを得られたことです。プログラミングが苦手でも、まわりがしっかりフォローしてくれるので、A君のプロジェクトは、いつも最終的にはきちんと成果を出せていました。
私は、A君のような力も、大事な能力だと思います。人間は、誰しも優れている部分も劣っている部分もあります。劣っている部分をそのままにしておくのではなくて、それを謙虚に乗り越える努力をして、その過程でたくさんの人に応援してもらえるような人は、たとえ技術者としての突出したスキルがなくても、すばらしい能力を持っていると思うのです。(ちなみに、A君は今、私の知り合いの会社で働いていますが、やはり評価は非常に高いようです。)
一つの分野を追求する職人肌のスペシャリストと、A君のようなコミュニケーション人材。
この2つが、組織を動かすにはどうしても必要です。
最近、その両方を併せ持つ人材でないとダメだという論調、価値観をよく見かけます。もちろん、そんな人材がいたら、きっと素晴らしいことでしょう。
でも私は、もう少し、「長所」に目を向けてもいいのではないかと思います。スペシャリストとコミュニケーション人材、両者がお互いに優れている部分を目いっぱい活かしながら、欠けているところがあれば補い合ってひとつのものを作れる、それが組織の魅力ではないでしょうか。
アイビー・アーツは、ただ一面的に技術力を評価するのではなくて、努力や性格といった「人間力」と、それに伴う人間関係の構築や社内の雰囲気作りへの貢献まで含めて認めてあげられる会社でありたい、と思っています。
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