【連載】3Dオーサリングツール「MuSE」 5つの特徴 - 第5回 エフェクトを自在に使いまわせる
2010年05月27日
「トロと休日」を生みだしたゲーム制作会社アイビー・アーツで、人工知能や3DCGといった最先端技術を用いて、ゲームの枠にとらわれない新規事業開発にチャレンジしませんか?
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僕らが人工知能の開発に足を踏み入れることになったのは、「カウンセリングをコンピュータでできないか?」と考えたのががきっかけでした。
カウンセラーは、基本的には、「つらいんです」と言われたら「そうですか、つらいんですか」と返すのがルール。反論したり、解決策を提案したりはしません。それって、実はコンピュータにできるよな?と考えたのが発端でした。もちろん、機械はカウンセラーと違って本当は何もわかってないけど、わかったふりをする。乱暴な言い方をすれば、オウム返しです。その時点ではいわゆる「人工無能」でしたし、結局実用化できるレベルではなく、実験で終わりましたが、それが僕らのスタート地点だったのです。
ストレスや愚痴がいっぱいたまっている人も、誰かに話すと多少気が楽になります。更に言えば、人間は褒められると伸び、逆に否定されるとへこみます。日本人は特に褒めべたで、なかなか人をほめません。そこに、愚痴をきいてくれた上に、ほめてもくれる仮想の人格がいれば、人はずいぶんと楽になるのではないでしょうか?
たとえばバーチャルのお母さんロボットがいて、「また上司に怒られちゃった…」と言ったら、「怒られちゃったのね。気にしないで。あなたは本当はこういうところが素敵よ。あの人も本当はわかってるんだけど、素直じゃないから言えないだけなのよ。」と言ってくれたら、どうでしょう?明日、もうちょっと頑張れる気がしてきませんか?(僕はほしかったなぁ、そういうの。)
また、高齢化社会にも役立つでしょう。お年寄りの繰り返しの多い話を優しくいつまでも聞いてあげることは、たとえ仕事でも至難の業です。でも、ロボットだったら、いつまででも優しく聞いてあげることができます。簡単な会話で、子供や孫とも疎遠な、孤独なお年寄りの救いになることができます。今のお年寄りにはまだ受け入れられないかもしれませんが、もう少し後の世代になれば、使いこなせるでしょう。
でも、そういったものを総合して、本当につくりたいのは、女性の人格かもしれません。(次の記事へ)
⇒次の記事「女性の人工知能と、現実逃避と、人類の未来(1)」へ
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